本日合格発表。午前81.25、午後77点でした。使ったテキストや勉強のやり方など適当に書いていきます。
筆者について
- 20代後半、情報系と関係ない会社員
- 理学部数学科学部卒
- 6月に基本情報取得
テキストと使用感
おすすめ度0/5
ページ数が多く、イラストが多い。amazonレビューもそこそこ、ということで購入。
中学生の教科書のように、よくわからないキャラのコメントみたいなのが至る所にある。章の前の導入漫画もつまらないし内容もない。そういった事情でページ数は多いものの内容がない。イラストが使用されている箇所は手書き調のテキストで読みにくい。写真が一切ないので初めて見る機器はイメージがわかない。章の終わりの問題は数が少なく、あげく解説は「P●●を参照」が多く効率が悪い。
試験会場でこれを読んでいる人が多くいて驚いた。2次元キャラのいる問題集みたいなのが好きな人にはいいのかもしれない。
おすすめ度4/5
可もなく、不可もない問題集。基本知識の整理はまとまっていてよかった。試験当日はこれを持ち込んで最終確認を行った。
③応用情報技術者パーフェクトラーニング過去問題集(加藤昭+矢野竜王他、技術評論社)
おすすめ度5/5
直近4回分の過去問+解説、電子データで冊子以前の22回分の過去問+解説という十分な内容。過去問演習は非常に大切なので、やりこみましょう。
④いちばんやさしい基本情報技術者(高橋京介、SBクリエイティブ)
おすすめ度5/5
基本情報の勉強で使用したテキスト。午前試験はFEとAPはそこまで変わらないのである程度通用する。説明が明快。章末の問題もある程度あり、解説もきちんとされている。
テキスト以外で役立った資料や技術書など
解答例では出題の意図、採点講評ではIPA側が受験者に求めている力を見ることができる。直接役立った感覚はないが、問題作成者のメッセージを理解して勉強することは非常に大切だと思う。
②暗号技術入門 秘密の国のアリス(結城浩、SBクリエイティブ)
数学ガールの著者の暗号入門書。数式は全くなく、読み物として暗号について一通り学べる。(共通鍵、公開鍵、ハイブリット、一方向ハッシュ、デジタル署名、・・・)
③マスタリングTCP/IP 入門編(井上直也、村松公保、竹下隆史他、オーム社)
ネットワークの基礎知識について一通り学べる。分厚いが難しくはない。読み切るとある程度自信をもってネットワーク分野の問題を解けるようになる。
④すっきりわかるSQL入門(中山清喬、飯田理恵子、インプレス)
データベースは使用したことがなかったため、午後試験で選択するために1から勉強。ほかのSQL入門書と比べてよいかはわからないが、データベースの体系に触れての説明がわかりやすかった。データベースの応用情報の教本だけで学ぶのではなく、何らかの入門書を読んでおくとよいのは確か。
午後試験のアルゴリズムで構造体が出題されるため、家にあったこの本で学習。Java、Pythonは触ったことがあったが、構造体は出てこなかった(気がした)ので、この部分だけ勉強した。
時期と勉強法
7月上旬
試験の申し込みをする。資格取得をしたかったら、まず申し込むこと。ある程度勉強してから申し込もうとすると、結局真剣に勉強しないから。
7月中
教本を1周読み進める。毎日寝る前1時間くらいずつ読んでいた。1か月くらいかかった。単語においては、MTBFなどのアルファベットの省略は原形(Mean Time Between Failures)を覚える、カタカナ語は英単語を当たって意味を確認しておくこと。概念についてはなぜそのようになっているのかを考えておくことが大切。応用がきくし、忘れにくいと思う。
8月中
教本を読み終えた後は午前問題集を1周、午後問題集を1周、最初から順に解いていった。1章解き終わったら、それ以前の章で間違えた問題を解きなおす、というやり方。
9月中
生活リズムを朝方に変更。4時起き、10時寝の生活。仕事終わってからだと集中できないため。出勤前に2時間半、帰宅後1時間程度の勉強。
平日と土曜日(出勤日)は朝に午後の過去問を、夜に午前の過去問を時間のある限り番号順に解く。知らなかった用語や考え方などはA6ノートにまとめておき、通勤中や休憩時間などに繰り返し確認し、1つずつ覚えていく。
日曜日は過去問演習の日。4週間で全4回実施。午前中で解ききって、午後に解説で確認、夜に解きなおし。
過去問は午前試験は13回分、午後試験は16回分取り組んだ。
10月
不安に震えながら勉強。蓄積されていくノートの内容を見て自分を励ました。
感想というかまとめというか
- 午前試験は過去問からかなり出ている。ただ、日々、技術は進歩しているので、IPAのコメントなども参考にしながら新しい技術も身に着けていくことが大事。
- 英語ゲー。英単語がわかるといろいろ推測できる。カタカナ語やアルファベットの省略はきちんと意味を確認しておこうね。
- 午後試験においては選択する分野の入門書みたいなのは読んでおくとよいかな。実際に手を動かして作業とかやっているとなおよし。(コードを書いてみるとか、サーバを運用したり、仮想ネットワークでパケットの様子を見たりとか)
- 実務経験がないと就職などには全く役立たないが、情報関係にある程度の素養が身につくので受ける価値はある。
結局、君が書きたかったものって?
僕、こんなにがんばったんだよ。そしてキタミ式はやめておけ。